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【水戸建築探訪】1日目

2024.05.01 カテゴリ:

続いては昨年11月に茨城県水戸市にあるサンハウス野辺さんのご案内で、施工物件を見せていただける機会がございました。
メンバー暮らしの工房岡沢さんと、バウムスタイルアーキテクトの藤原さんです。

サンハウスさんは現在、色々なコンテストで最優秀を取っている工務店さんです。
HPでコンセプトを下記のように言われております。
『サンハウスは水戸市にある注文住宅を手掛ける工務店です。私たちの考える家づくりとは、ものごとの本質に向き合い、
住宅建築を通して豊かな暮らしを提案し、豊かな地域社会を想像すること。未来に向けて「足るを知る」家づくりを目指します
どのお家もコンセプトに寄り添った素敵なお家ばかりでした。

今回の旅の目的はもう一つあります。
伊礼さんの設計スクールから仲良くさせていただいていた、ono設計室小野さんの建築も巡るということです。
小野さんは同じ年ということも仲良くさせていただいていたのですが、一昨年亡くなってしまいました。
小野さんと同じく仲良くしていたメンバーで偲び、作品に触れることで小野さんの知らなかった一面を知れたような気がいたしました。

まずはサンハウス野辺さんのご案内で、小野さんが設計した「えんがわ薬局」、2022年度グッドデザイン賞受賞を受賞された建築です。
ここにも小野さんが手書きされた植栽の配置図など見ることが出来ました。建物は低く抑えられ、軒と通路が印象的でした。
造園もとても建物と合っていて、ここに来るだけで病気が良くなるような気がします。

次は小野さんが最後に設計された住宅を拝見させていただきました。(写真は控えさせていただきます)
クライアント様から小野さんと様々なやり取りをお伺いさせていただきました。とても楽しそうにお話しされており、このお家がとても大好きだという思いがたくさん伝わってきました。
小野さんもきっとこの光景を微笑んで見ていてくれたような気がします。

次はサンハウスさんの手掛けられた『常陸太田の平屋』を拝見させていただきました。
広々とした敷地に、のびやかに建てられた平屋がひときわ目を引きます。
軒の出た車寄せもとても使いやすそうで、リビオaiが見事に車を誘導してくれます。中に入ると勾配天井の開放的なダイニング、続いて畳ルーム、お庭へと視線が誘われます。
クライアントご家族様ともお話しさせていただいたのですが、こちらもとても楽しく暮らしていることが伝わってまいりました。

この日の最後はサンハウス野辺さんのご自宅である『水戸の家』を拝見させていただきました。
すっかり暗くなってしまいましたが、植栽のライトアップが優しく出迎えてくれます。中に入るとエントランスからタイル続きのダイニング、キッチンへと続きます。
常陸太田の平屋』のお家でも思いましたが、床レベルを空間によって変えているのが印象的でした。キッチンはさらに一段下がり、和室は1段上がっています。
この目線の変化がとても居心地よく、面白いのです。素材の使い方も特徴的で、外壁続きの室内壁も素材を合わせることで奥行きと連続性が生まれています。
とても勉強になりました。私も、もっともっと勉強し知識を広げていかなくてはいけないなと思わされた一日でした。

最後は恒例の懇親会。おいしい海の幸とともに建築談議に花が咲きました!

野辺さん、お忙しい中アテンドいただき本当に有難うございました!
2日の続きも近いうちにご紹介させていただきます。

こなから建築工房 藤岡

 


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