みのりの家 -voice-
2025.11.06 カテゴリ:
毎日見ても常に新鮮な2Fリビングからの風景
家を建てようと思ったきっかけは?
結婚してから住んでいたアパートは、家賃のわりに立地もよかったので、すぐすぐ引っ越すつもりはなかったのですが、戸建て、マンション、どのような形にしろいずれ居を構えるのならと、長男が生まれたタイミングで本を読んだりネットを調べたりすることを始めました。「こなから建築工房」を知ったきっかけ
いろいろ調べていくうちに、建築家の方に設計をお願いする魅力を感じ始めていました。かつ、家の性能的には高気密・高断熱が重要とも考えており、それらを満たす家を建てていただける埼玉県内の建築家の方、工務店さんを探していたところ、こなからさんに出会いました。藤岡さんの第一印象は?
最初にお会いしたのは、ご自宅でもあるモデルハウスを見学させていただいた際でした。藤岡さんの印象は、取り繕う所がなくあっけらかんとなんでもお話してくれる方だなと思いました。ただ、家づくりに関してはご自身なりの哲学とこだわりがあることを感じ、この方に自分たち家族が住む家を真剣に考えていただいたなら、どのような姿になるのかわくわくしたことを覚えています。どんなハウスメーカー・エ務店と比較検討されましたか?
埼玉で同じく高気密・高断熱の住宅を手掛けられている工務店さんを検討しました。ただ、私たちの場合土地探しから始めなければならなかったため、工務店さんにも土地探しには一緒に関わっていただきたいと思っていました。こなから建築工房さんは土地探しから親身に寄り添っていただけますが、検討していた他の工務店さんからは「土地探しはクライアントさんにお任せしております」と言われてしまい、気分がしぼんでしまいました。「こなから建築工房」に決めた“決め手”は何でしたか?
私たちが求めていた建築家の方に設計いただいた家、そして高気密・高断熱な家を含め、家に関わるすべてをトータルパッケージで提示していただけると思った所です。藤岡さんにお会いして2度目で、我が家の建築をお願いさせていただいたと思います。最初にお会いした時点で、私たちの中で結論は出ていたのかなと思います。。初回のプラン提案を見たときの印象はいかがでしたか?
2階のほうが床面積が広い!その驚きでした(笑)ただ、住んでからはこの土地にこの家あるべしといった感じで、2階にあるリビングからの風景は、毎日見ても常に新鮮で、さすが建築士さんだなと思いました。その際にご提示いただいたプラン図は、とても素敵で嬉しかったので、額に入れて現在も玄関に飾っています。家づくりにはどのくらいの期間がかかりましたか?
長男が誕生してから家づくりに関して考え始め、それから1年弱で実際にモデルハウスなどを見学させていただいくようになりました。こなから建築工房さんに出会い、自宅の建築をお願いしたのはその直後でしたが、藤岡さんがほぼお一人で仕事を担われている都合上、家が建つまで3年ほどかかりました。家づくりを意識してから正味5年弱です。 引き渡しの半年前には次男が誕生し、長男も狭いアパートを駆け回るようになって手狭となっており、本当に丁度よいタイミングだったと思います。どんなことを要望されましたか?
基本的な家の性能やコンセプトについては信頼していましたので、具体的な細かな要望はほとんどなかったと思います。ただ、どのような暮らしをしたいかや夫婦それぞれの価値観については、家を建てていただくうえで重要なことだと思っていたので、できる限りお伝えさせていただきました。打ち合わせや現場でのやりとりはどのように感じましたか?
毎回藤岡さんが立ち会っていただけるので、プランニング・設計・建築・外構すべての面において一貫しておりとても安心でした。家づくりで一番こだわったところはどこですか?
基本的にはすべて藤岡さんにお任せしたのですが、強いて言えば1階と2階それぞれの洗面台に張るタイル選びでしょうか。 ご提案いただいたものも含めて様々なメーカーのサンプルを取り寄せたうえで悩み、最終的にこれと思ったものを選んだのですが、実際に設置されたものを見ると、自分たちの想像とはまた異なった趣を感じ、とても愛着が湧きました。実際に住んでみて、特に気に入っているところはどこでしょう?
初回のプランを提案いただいた際にも驚いた、2階に突き出したパントリーです。確かに調理器具が多いことは事前の打ち合わせの際にお伝えしましたが、まさか収納スペースがこのような形になるとは思ってもみませんでした。実際に暮らしてみると、見事に食品や調理器具がすっぽりと収まり、このスペースを設けていただいて本当に良かったと感じています。 また、土地の持つ良さを生かした2階リビング南側、東側の眺望もとても気に入っています。四季を通じた快適さや断熱・気密性能など、体感された住み心地はいかがですか?
お家をお引渡しいただいたのは12月でしたが、家の中に暖かな陽の光が降り注ぎ、日中は暖房なしでも大丈夫な暖かな家だったので、とても驚きました。ただ一方、昨今の夏の暑さを鑑みると冷房をガンガンかけなければかなとも思っていましたが、実際に夏を迎えると深く突き出した軒のおかげで、夏の高度が高い日差しは遮られ、冷房を1台かけていれば家中快適に過ごすことができて、非常に満足しています。生活動線や家事動線の使い勝手はいかがですか?
動線について、とても生活しやすく設計していただきました。キッチンの設計は特に気に入っており、料理をしながらもリビングを眺めつつ作業ができる設計となっています。食事の準備の際、調理者は案外孤独となってしまいがちですが、それを感じさせることのない設計としていただいたことに感謝しています。ご家族(特にお子さん)は新しい家を楽しんでいますか?
我が家の2人の子供は、これほどまでに生き生きとするのかと思うほど、楽しく過ごしています。長男は以前の狭いアパートから解き放たれ毎日家中駆け回っています。次男も時折無垢の床に寝転がっては頬ずりしていて、木の心地よさを幼いながらも感じているのだなと、嬉しく思っています。ご家族やご友人からの評判はいかがですか?
豊富に木を使った家なので、家に入った時の香りに驚かれる方が多いです。また、夏、冬どちらもエアコン一台で過ごせる性能にも皆さん驚かれます。暮らし始めて、生活にどんな変化がありましたか?
料理、掃除、洗濯といった家事が楽しくなりました。特に掃除については、細部にわたってこだわりを感じる家なので、手をかけていたわりたいという気持ちが湧き、時間を見つけてはお掃除をするようにしています。また、家が広くなったにも関わらず、光熱費が安くなったことにもとても驚いています。これから家づくりをする方に、アドバイスやメッセージをお願いします。
家づくりにはかかるお金や労力、時間も多く、とても不安かと思います。私たちもそうでしたが、自分たちが住まいたい家、暮らしをイメージできていれば、自ずと選択肢は限られてくるはずです。 そして、信頼できるパートナーに出会うことができたなら、そのイメージをしっかりとお伝えしたうえであとはお任せする。 土地を契約する頃、とても不安だった私たちに、藤岡さんから「楽しんでいきましょう」と声をかけていただきました。正直、「楽しむか…」と思いましたが、今ならその言葉の意味が分かります。家づくりは一生に幾度もあるものではない大切なもので、それを楽しめないことはとてももったいないことです。これから家づくりをされる方には、ぜひ楽しんで臨んで欲しいなと思います。「こなから建築工房」はどんな人におすすめできる工務店だと思いますか?
藤岡さんはよく、”手間のある暮らし”という言葉を使われますが、それを含めて楽しめる方に、ぜひおすすめしたいです。 植栽の緑や自然素材の木材は、確かにメンテナンスフリーではありません。しかし、それにかける手間や労力は決して無駄ではなく、物を慈しんだり大切にする気持ちを育んでくれるものだと思っています。 家も自分たちとともに歳をとり移ろい変わってゆく、そんな経過を楽しめる方に、こなからさんの家はピッタリなのではないかと思います。
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- 所在地:埼玉県北本市
- 竣工:2024年12月
- 住まい手:夫婦、長男、次男 ※入居時
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