石神井の家 -voice-
2024.09.30 カテゴリ:
大開口の窓がある二階に上がった時の解放感に誰もが驚いてくれます。
家を建てようと思ったきっかけは?
住んでいた住宅が老朽化してリフォームだけでは限界を迎え、建て替えの必要性に迫られていました。家づくりに掛かった期間はどのくらい?
約6年間です。「こなから建築工房」さんと契約してウエイティングリストに載ってからは約2年半待ちました。「こなから建築工房」を知ったきっかけ
約6年前からインターネットで建築のことを調べながら勉強を始めました。その過程の中で「こなから建築工房」のサイトに出会いました。藤岡さんの第一印象は?
背が高い人だなって思いました。どんなハウスメーカー・エ務店と比較検討されましたか?
ハウスメーカーは色々な意味で最初から選択外でした。従来木造工法で規格住宅でない本当の注文住宅を実現したかったので良質なエ務店を探そうと決めていました。
ネットの検索で参考にしたエ務店さんはたくさんあります。気になるエ務店さんのHPとyoutubeは沢山見ました。
「こなから建築工房」に決めた“決め手’’は何でしたか?
性能とデザインの方向性が自分にあっていたことと、完成見学会で新築された家に入った時、どの家も気持ちの良い空間をもっていました。直感でこなからさんに依頼すれば快適に住める家を建ててくださると確信しました。
さらに藤岡さんが設計から現場監督、完成確認まで一貫してやってくださるというのがとても安心できて良いと思いました。
普通の工務店でも分業化されていて通して責任をもってやってくれることが見えてきません。
ましてハウスメーカーは規模上そういうことは無理とわかっていました。
どんなことを要望されましたか?
建て替えをするにあたり夫婦2人の生活に合った家にしたい。老後のためにもっと生活を便利にしたい。
自然素材を使った健康的な家を造りたい。
高気密・高断熱・高耐震等級の性能と、意匠の両者を兼ね備えた家をつくりたい。
出来れば予算内で作りたい。
とかなり盛りだくさんの要望をしました。
初回のご提案(プラン)の印象は?
ほぼ希望通りでした。まずは性能と意匠の両者を兼ね備えた建坪9坪の家のプランが完成していました。
東京の狭小地で高度制限も厳しい条件の中ベストの設計をしていただいたと思います。
感謝しています。
家づくりで一番こだわったところはどこ?
性能と意匠の両者を兼ね備えた家をつくること。これまで思いめぐらし叶えたかった仕様を実現すること。
実際に住んでみて、気に入っているところはどこでしょう?
性能は完璧!。希望の仕様もほとんど叶えられていてとても満足しています。
造作の台所 オープンの造作収納 玄関横収納 大開口木製サッシ パインの無垢材で貼った床・壁・天井 小屋裏 etc などきりがありません。
トイレを2箇所作ったのも正解でした!
小さな家だけれど希望のアオダモ、コハウチワカエデをシンボルツリーとして植えていただき緑豊かな外構が出来たことも満足度が上がった要因でした。
四季を通じた快適さ、体感された性能面はいかがですか?
冬に寒さを感じないで生活ができるのが一番素晴らしいです。床下エアコンで家全体が暖かく廊下や階段も均一の暖かさで寒さを感じる場所が皆無になりました。
電気代がかなり安くなったのも嬉しいところです。
酷暑の夏も小屋裏のエアコンで家中快適な温度・湿度を保っています。
壁も無垢の木材にしたので調湿機能もあるのか、窓はあまり開けなくても室内の空気は清浄で快適です。
生活動線の使い勝手はいかがですか?
建坪9坪の狭小住宅ですべての希望を叶えることは難しいことですが、生活動線や希望の仕様はほとんどかなえられていてとても満足しています。台所の回遊動線は諦めましたが、トイレを2箇所作ったのは正解でした! 建坪9坪で4.5畳のグリッドでそれぞれの生活導線が組み合わさっていて、合理的な間取りになっています。
デザインも備わった合理的な生活導線といえます。
このお家に暮らし始めて、生活は変わりましたか?
建て替え前の古い住宅は無断熱、無耐震構造でしたので、生活に不備・不快と不安がありました。今は快適に安心して暮らせています以前と比べると天国のようです。
冬の暖かさは何よりも生活の質を上げてくれます。
家のどこに行っても均一の暖かさを体感できて健康的に暮らせています。
また蓼科にある山の家を彷彿させるべく室内は山小屋風に仕上げて欲しいという要望に応えてくださったことにより家中ラフで木の香りがするなど、 まるで山荘に居るような感じで過ごせていることにとても満足しています。
さらに室内は窓を閉めると外の喧騒が全く気にならない空間になるので、落ち着いた生活空間を保てていることにも満足しています。
ご家族、ご友人からの評判はいかがですか?
夫婦二人暮らしですが、狭小の中でもお互いのプライベートスペースを持ち、2階のリビングは共有スペースとして生活するという住み分けが出来ることが希望でしたので、そのとおりのメリハリのある生活空間で快適に過ごしています。まだ体力と気力があるうちに建て替えができて本当に良かったと思っています。
この家が終の棲家になると思いますが、老後を健康で豊かなくらしが出来そうです。
最初は乗り気でなかった夫も建て替えに満足しています。
良い投資だったとも言っています。
友人たちは玄関を入ってすぐに良い木の香りがするとか、狭小住宅なのにデザインの工夫で全然狭く感じ無いとか・・・
何よりも大開口の窓がある二階に上がった時の解放感に誰もが驚いてくれます。
私たちも無垢材などの自然素材に囲まれた空間の心地よさを日々生活のなかで享受しています。
これから家づくりを始める人にアドバイスをお願いします。
まずは自分たちがこれからどういう生活をしたいかということのイメージを明確に持つことが肝心だと思います。そして設計者に希望を伝え、中でもどうしても譲れないところは正確に伝えることが大切です。
後は設計者を信頼してお任せすれば良いと思います。
設計者はプロなのでファーストプランでもほとんど希望通りに近いプランを描いてくださるはずです。
作り手と信頼関係を築くことが大切です。
さらに付け加えますと間取りやデザインだけに気をとられず、性能と意匠の両者を兼ね備えた家をつくることを第一に考えるということ忘れないようにするべきだと思います。
date
- 所在地:東京都練馬区
- 竣工:2023年10月
- 住まい手:ご夫婦
- 取材日:2023年11月(アンケート記入)