所沢市『くの字の家』
カテゴリ: 新築
ご主人が勤務される宇都宮への通勤を考え、ご家族は当初、大宮周辺で土地探しを進めていました。
そんな中、こなから建築工房の事務所近くにある市街化調整区域内の既存宅地が売りに出されました。
現地を訪れると、南側には広々とした畑と公園が広がり、隣家が接するのは東側のみ。空が大きく開け、風や光をたっぷり感じられる、とても恵まれた環境でした。
「庭でバーベキューをしたい」
「家庭菜園を楽しみたい」
「子どもたちがのびのび遊べる家にしたい」
そんなご家族の想いを伺っていた私たちは、この土地なら理想の暮らしを実現できると感じ、ご提案させていただきました。
ご家族もすぐに現地をご覧になり、この土地の魅力を気に入ってくださり、ご購入を決断されました。
設計では、この素晴らしい外部環境を最大限取り込むため、建物を「くの字」の形状としました。
建物が庭をやさしく包み込み、室内のどこにいても緑や空を感じられる計画です。視線が抜け、光と風が通り抜ける、開放感あふれる住まいとなりました。

また周辺には昔からの畑や自然豊かな風景が残るため、真新しい工業製品のような外観ではなく、時間とともに味わいを深める杉板張りの外壁をご提案しました。
周囲の風景に自然と溶け込み、この場所らしい佇まいをつくっています。

南側には大きく開放できる木製サッシを採用。リビング・ダイニングとつながる広々としたウッドデッキは、第二のリビングとして活躍しています。

休日には家族や友人とのバーベキューを楽しみ、夏にはお子さまのプール遊びの場となるなど、内と外が緩やかにつながる暮らしが実現しました。
お庭の一角には、ご家族で家庭菜園を楽しめるスペースを設けました。四季折々の自然を身近に感じながら、野菜やハーブを育てる喜びを味わえる場所です。

「くの字」に広がるリビング空間が視線に変化を生み、空間に豊かな奥行きと広がりを演出しています。さらに、大開口から庭へと続く景色を取り込むことで、自然との一体感を感じながらゆったりと過ごせる住まいとなりました。

室内には埼玉県産材「西川材」の杉をふんだんに使用しています。
床や天井、一部の壁にまで木を取り入れ、木の香りとぬくもりに包まれる空間としました。

キッチンや洗面台、書斎、ワークカウンターなどはすべて造作。ご家族の暮らし方に合わせて一つひとつ丁寧につくり込み、既製品では得られない使いやすさと心地よさを実現しています。

2階ホールの造作カウンターは、お子さまの勉強スペースや読書、テレワークなど、多目的に活用できるゆとりある空間です。
大きな窓からは周囲の豊かな景色を望むことができ、リビングの吹き抜けへ自然光をたっぷりと取り込みながら、開放感あふれる心地よい場所となっています。
豊かな景色を取り込みながら、家族が自然と集い、四季を感じながら暮らす。
『くの字の家』は、この土地だからこそ生まれた住まいです。
